2014年10月6日月曜日

大阪ほんわかテレビ!

10月5日の放送を夜分遅くにも関わらずご覧くださった皆様、
録画してくださった皆様、誠にありがとうございました。

僭越ながら当日の野菜彫刻たちを紹介させてください。
最初に登場したお寿司と可愛い人参うさぎときゅうりカメ。
こちらの小さな野菜アートはお寿司のケーキに添えて
通販サイトにて販売させて頂いております。




こちらがその寿司ケーキ。番組では御蔵入りになってしまいましたが
綺麗に撮影してくださってました。






きゅうりの手桶やわさび台。
こういう感じのでしたら、お店にお越し頂ければいつでも
お作りいたしますのでお気軽にお申し付けくださいね。






お馴染み、仁八先生をさつまいもで彫りました。まさにお笑い界の大御所!

まわりにはいまも季節ならではのコスモスをたくさん添えて
リスが遊びに来ている様子を表現したのですが、どうも仙人に
見えてしまいます(汗)








そして、コーナーの後半に登場した大型彫刻です。
こういう彫刻を作る際に一番苦労するのは、実は素材探しなんです。

私が以前滞在したカナダや、意外にもめっちゃ野菜アートが盛んな国ロシアなら
彫刻向けのしっかりした巨大な野菜が近所のスーパーなどでも手に入ったのですが、
日本だとそこまで大きい野菜はあまりお店では見かけません。

とにかく野菜が欲しい時は天満市場へ行きます。
B1のめっちゃ元気なお母さん達が切り盛りされてるお店^^

そこでみつけたのが、このかぼちゃ。今回はこれを使用し、タワー型の
彫刻にチャレンジすることに。
このかぼちゃをスライスし、凸凹しないよう全て水平に整えるという
作業がかなり大変。

よくハロウィンの顔を彫刻する西洋かぼちゃと違って、日本のかぼちゃは
煮物に向いていて、すごく硬いのですね。
皮目を使うかも知れないので、皮をむかず、まずは等分に切り分けました。

ホテルならば、肉切り用のスライサーで一発なのですが
当店のような小さい店にそんな設備があるはずもなく・・
長めの包丁や、のこぎりを使用しました(笑)






かぼちゃを4枚に切り分け、水平に削り、それぞれに模様をつけて
彫刻をはめ込みます。

当初は下段の象さんの上にそのままかぼちゃのプレートを置こうと
思ったのですが、高さが足りず見栄えがしないので、
他のかぼちゃをくし型に切り、支柱としましたが、これがデザイン的にも
上手く行きました。









2段目はさつまいもの白鳥3羽、3段目は大根(赤城しぐれ)のハート3つと積み上げ
それぞれ竹串をさして固定していきます。

私はロシアでの大会で、竹串など野菜以外のものが見えてしまうと
野菜彫刻の値打ちが半減する、というジャッジに苦い経験をしたので
以降はなるべくその趣旨に賛同し、竹串など接続用具を極力
見えないように心がけています。(つくる野菜彫刻にもよりますが)



象や白鳥は今回はモニュメントとしての位置づけなので
目や細かい皮膚や羽の模様はあえて付けませんでした。









いよいよ一番上に鳳凰を載せて完成!
撮影しながらの組立で、ぶっつけ本番でしたので
しっかりタワーとして完成できるか多少不安もありましたが
ちゃんと立ってくれました。








作品のテーマは、少々大げさですが、平和と幸福の塔、です。

本当は、各プレートにもっと細工を施したかったし、
鳳凰の尾をもっと長く、広げるようにたくさん作りたかったのです。
それには時間が足りず・・・
また機会があれば是非チャレンジしたいと思います!
(ディスプレイのお仕事ありましたら、是非お声がけください^^)







いつもこういった大型彫刻を作る際、よく質問をいただくのが「制作に費やした時間」です。

ですが、制作作業中に出前を頂戴し作業中断したり
仕事の合間や、終わってから夜中に作業を進めたりと
初めから終わりまで集中して作れるわけでなく
ちゃんと時間を計ったことがないので、制作に費やした時間・・これはわからないです。


ライトをつけたり、消したり、照明の位置を変えたり
ドライアイスを使用したりと、本当に、とても丁寧に長い時間をかけて
撮影してくださいました。
TVを通して多くの方に姿を見ていただけて、野菜もきっと喜んでいたことでしょう!




お世話になりました、読売テレビディレクターのN様はじめ、カメラマンさま
照明さまスタッフの皆様、そして山本アナウンサー、本当にありがとうございました。
山本アナはとても親しみやすいお人柄で話も弾みました。
寿司一筋五十数年の母を映して頂けなかったのが残念・・






ところで、野菜彫刻を始めたきっかけはずいぶん前です。
当時(1995~1996年)、トロントのフランス料理店で働いていました。

海外にすごく憧れがあったので、高卒後5年間、都島の太閤園でお世話になる傍ら
3年ほど苦手だった英語を猛勉強し、退職と同時にトロントへ。 
英文履歴書片手に飛びこみでレストランを訪ね、20件目でようやく
仕事を得たのが、繁華街の2階建てフランス料理店でした。


働いて8ヶ月後あたりに、入店してきた同僚のイギリス人シェフが、
「神の手をもつ日本人シェフに会ってみないか!?」と
日本人シェフのイソガイさんが料理長をされていたホテルの
連絡先を教えてくれたので、訪ねました。

以降ホテルの研修生として受け入れてくださり、3ヶ月お世話になりました。
大晦日には、当時トロント市役所で毎年恒例で開催されていた氷彫刻大会に
ご一緒させて頂けました。




わずか3ヶ月でしたが、とても厳しい方で、毎日たくさんお叱り頂く反面、
休日には地元の食肉加工工場や市場を案内してくださったり・・
本当にお世話になりました。

その師匠の特技が、野菜彫刻だったんです。
私は見せて頂くだけで、あとは帰国後見よう見まねで始めて、現在に至ります。

師匠が作られていた野菜彫刻を見ていなければ、今の自分はなかったです。


私は修行時代、料理も氷彫刻も下手で先輩方にひたすら叱られましたが
そのおかげで今があるんやなと、感謝しております。


長くなりました(汗) ご覧下さり、ありがとうございました!!


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